研究の紹介(制ガン活性物質キゲリノン)
Kigerinoneの合成及び構造決定の概略を下図に示します。
Kigerinoneは南米ブラジルの国樹Ipe Roxoより単離された制ガン活性物質で正確な構造が不明でした。
ここでは絶対構造の決定も含め誘導体の合成による制ガン活性の比較などを行いました。各種誘導体合成のためDiels-Alder反応による環構築を行いました。
残念なことに生物活性は低く期待はずれでしたが、絶対構造の決定を行い報告された構造の間違いが判りました。